同行援護従業者の皆様におかれましては、感染ご拡大するなか、日々同行援護にご協力いただきありがとうございます。
現在猛威を振るっている「新型コロナウイルス」この感染拡大を避ける必要があります。しかし、視覚障害者として、外出しなくてはならない場合もあります。
そこで、神奈川県視覚障害者福祉協会では、「新型コロナに関する『同行援護Q&A』」を作成し、同行援護事業が円滑に進められるように発表しました。
これを参考にして、事業を進めていただければと思います。
この「新型コロナに関する『同行援護Q&A』」は、事業所・同行援護従業者だけでなく、視覚障害者の皆さんにも是非協力をお願するものです。
同行援護従業者の皆様におかれましては、過度に恐れず、適切な予防・行動に努めて頂きますようお願いします。
T 事業所としての対応方針として望ましい対応
地元近辺のお買い物や散歩・通院などの依頼の場合は、できるだけ対応するようにしてください。
ただし一緒に電車やバスを利用して移動することはなるべく避けることが必要です。
通院などどうしても公共交通機関を利用する場合も、時間帯や乗車場所などは、同行援護従業者が安全な所などを選ぶようにしてください。
U 「新型コロナに関する『同行援護Q&A』」
注:*は同行援護従業者養成研修会の講師からのアドバイスです
※いろいろな場所の入り口には、手指消毒用のアルコールを設置しているところが多くなっています。設置している場合は必ず消毒をするように心がけましょう!
- Q1 スーパーに食料品を買い物に行くのは制限されますか?
- A1 スーパーや薬局などに生活必需品を買いに外出することを制限するものではありません。
混雑を避ける、並ぶ際には距離を取るなど「3密」を避けるようお願いします。- * 視覚障害者の皆さんは、触って確かめる事が多いのですが、できるだけ「言葉での情報」を充実させ、触る機会を減らしましょう。
- Q2 病院や診療所に通院するのは制限されますか?
- A2 病院や診療所へ通院することを制限するものではありません。
- Q3 銀行にいくのは制限されますか?
- A3 銀行へ行って預金の払出など必要な手続を行うことを制限するものではありません。
並ぶ際に距離を取るなど「3密」をできる限り避けていただくようお願いします。- * タッチパネルに触れる機会が多いと思いますが、触ったら必ず手指の消毒をお勧めします。
- Q4 レストランに行くのは制限されますか?
- A4 レストランなどの飲食店へ行くことを制限するものではありませんが、不要不急の外出を控えていただきたいと思います。
出かける際は、混雑する時間を避ける、できるだけ他の客との距離を取るなど、「3密」を避けるよう工夫してください。
- Q5 神奈川県内から他県に行くのもだめなのですか?
- A5 通勤、通院等生活の維持に必要な場合の外出を制限するものではありませんので、「3密」を避けるようにしてください。
それ以外の場合は感染防止のため、原則として外出をお控えください。
- Q6 他県から神奈川県内に入るのはだめなのですか?
- A6 通勤、通院等生活の維持に必要な場合の外出を制限するものではありませんので、「3密」を避けるようにしてください。
それ以外の場合は感染防止のため、原則として外出をお控えください。
- Q7 外出時のマスクは必要ですか?
- A7 これは同行援護を行うときには必ずマスクを着用してください。
同行援護従業者だけでなく、視覚障害者の皆さんにも着用するよう協力を求めてください。
極端な例となりますが、視覚障害者がマスクを着用できない場合は、利用をお断りされても感染拡大の観点から仕方ない状況と判断してください。- ※ マスク越しの情報提供は伝わりにくい場合があります。はっきり伝わるような工夫をしましょう。
- Q8 人との距離はどのくらいが必要ですか?
- A8 同行援護を行う場合はほぼ横並びになりますのでマスクをしていれば気にすることはありません。
しかし、前を歩いている人との距離は1〜2メートルは取るようにしてください。
もし、前を歩く人がマスクをしていない場合は、5〜6メートル離す方が良いでしょう。
V 新型コロナウイルスの感染予防と、
体調不良時や感染の疑いが発生した場合の対応について
【日々の予防】はどうするか?
- 1 正しい手洗い、正しいうがい、正しい手指の消毒が重要です。
- 2 正しいマスクの着用
- 3 他者との距離(身体介護以外は2メートル離れてください)
- 4 食事(飲食)場面は、マスクも外すため、感染のリスクが高くなるので十分な注意が必要です。
対面ではなく横並びなどが有効です。 - 5 ドアノブや手すり、便座などは適宜消毒することが望ましい。
- 6 3密は避ける。
- @ 換気の悪い密閉空間
- A 多数が集まる密集場所
- B 間近で会話や発声する密接場面
- 7 外出は極力自粛する。
- 8 バランスの良い食事や良質な睡眠を取るなどの健康的な生活。
【もしもの時の、体調不良の場合】(5月7日以前の目安です。変更後の目安は「W」を参照ください)
・微熱や軽い咳など
「新型コロナウイルス感染症専用ダイヤル」
045-285-0536 平日及び休日(9時00分から21時00分)
手順は次のようになります。
- * かかりつけ医を受診してください。
- * PCR検査は、基本的に現時点で示されている基準の要件と医師の判断が必要です。
「帰国者・接触者相談センター」には…
- ・ 4日以上の発熱
- ・ 強い倦怠感
- ・ 呼吸困難や風邪症状
があったら電話をかけます。
045-285-1015(無休24時間)
【帰国者・接触者相談センター】が「新型コロナ感染の疑い」とし、PCR検査が必要と判断した場合に、PCR検査を受けることになります。
PCR検査の結果により、医療機関によっては、土曜日・日曜日には結果がわからず、翌週 月曜日以降になる場合もあります。
「陰性」の結果が出ても、2週間は自宅内で隔離となります。
*この間に発熱や呼吸器系に異常がある場合は、再入院となります。
「陽性」の場合
*報道ベースでは、その後、2回「陰性」と確認されるまで入院。
*検査結果
基本的に入院中の本人に通知されます。
同居する家族には結果が郵送されます。
職場への連絡は、本人が医療機関に依頼する必要があります。
保健所にも職場からの問い合わせがあったら応じるように依頼が前提となります。
手順は以上です。
W 新型コロナウイルス感染症についての相談・受診の目安(5月8日変更後の目安)
- Q1 相談・受診の前に心がけることはありますか?
- A1 相談・受診の前に心がけていただきたいことは次のようなことになります。
- ○ 発熱等の風邪症状が見られるときは、学校や会社を休み外出を控える。
- ○ 発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録しておく。
- ○ 基礎疾患(持病)をお持ちの方で症状に変化がある方、新型コロナウイルス感染症以外の病気が心配な方は、まずは、かかりつけ医等に電話で御相談ください。
- Q2 帰国者・接触者相談センター等に相談する目安はどのようなものですか?
- A2 次のようなことが目安となります。
- ○ 少なくとも以下のいずれかに該当する場合には、すぐに御相談ください。
また、これらに該当しない場合の相談も可能です。- ☆ 息苦しさ(呼吸困難)
- ☆ 強いだるさ(倦怠感)
- ☆ 高熱等の強い症状
- ☆ 重症化しやすい方で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
- ☆ 症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。
- ☆ 症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。
- ☆ 解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。
- ○ 相談は、帰国者・接触者相談センターの他、地域によっては、医師会や診療所等で相談を受け付けている場合もあるので、ご活用ください。
- ○ 少なくとも以下のいずれかに該当する場合には、すぐに御相談ください。
■妊婦の方へ
妊婦の方については、念のため、重症化しやすい方と同様に、早めに帰国者・接触者相談センター等に御相談ください。
■お子様をお持ちの方へ
小児については、小児科医による診察が望ましく、帰国者・接触者相談センターやかかりつけ小児医療機関に電話などで御相談ください。
※なお、この目安は、国民のみなさまが、相談・受診する目安です。これまで通り、検査については医師が個別に判断します。
- Q3 医療機関にかかるときにはどのようなことに注意したら良いですか?
- A3 医療機関にかかるときには次のようなことに注意してください。
- ○ 複数の医療機関を受診することにより感染を拡大した例がありますので、複数の医療機関を受診することはお控えください。
- ○ 医療機関を受診する際にはマスクを着用すること。
- ○ 手洗いや咳エチケットの徹底をお願いします。
*咳エチケットとは…
咳やくしゃみをする際に、マスクやティッシュ、ハンカチ、袖・肘の内側などを使って、口や鼻をおさえることをさします。
◎マスクの着用や手洗い、咳エチケットは医療機関の受診時はもちろん、普段から行ってください!!