一人で悩まず ともに考え 励ましあい 充実した人生を…
神奈川県視覚障害者福祉協会のご案内
神奈川県視覚障害者福祉協会は、昭和23年(1948年)に設立され、60年以上にわたる長い歴史をもち、視覚障害者の生活擁護と、同じハンデを持つ者同士が協力して問題解決にあたることを目的に結成された団体です。 結成以来、多くの困難を克服しつつ、目的達成のため鋭意努力を重ねて今日に至っており、平成16年(2004年)10月には、NPO法人の認可を受け、その立場が法的にも認められています。
現在県内には約17,000人(横浜市、川崎市、相模原市含む)の視覚障害者が県民の一人として生活しております。近年、視覚障害を負う者が年々増加の傾向にあり、団体としての果たすべき役割はますます増大し、より重要になりつつあります。
本協会ではこれらの実情を踏まえ、また結成当初の目的を達成すべく、次の諸事業を積極的に推進しております。
主な活動内容
1. 更生相談
視覚障害に関する各種の相談に応じ、適切な助言指導を行っております。
2. 福祉職業対策
生活の安定向上を図るため、福祉施策の充実、就業の促進、鍼・灸マッサージ業の擁護をはじめ、視覚障害者にふさわしい職業の開発・推進を進めています。
3. 雇用・就労対策
雇用・就労の促進、鍼・灸マッサージ業の擁護をはじめ、視覚障害者にふさわしい職業の開発・推進を進めています。
また、「ライトハウス」では就労対策として名刺に点字を入れる事業や点字用紙リサイクル製品の作製を行っています。
4. 日常生活指導
中途で視覚障害になった方たちを対象に、調理や点字の指導などを実施しています。
5. 情報提供事業
福祉に関する各種情報をはじめ、日常生活に必要な情報を提供する為、神奈川県視覚障害者情報センターから毎月機関紙「かな視協だより」を、点字、墨字、CD、電子メールの4種類で発行しています。
また、この情報の他に、電子メールによる「かもめメール」・「JB関係ニュース」・「情報メール」を視覚障害者はもちろんボランティアや関係機関などに対してほとんど毎日視覚障害者に関する情報を送信しています。
更に、ホームページも立ち上げ情報を公開しています。
6. 文化レクリエーション活動
生活の充実・向上を図るため、次の各種の文化スポーツ活動を実施しています。
福祉大会:大会を通じて、視覚障害者の生活の向上を図り各種の要望を実現しています。
研修会:研修を通じて知識を広げたり、充実した生活が送れるようにしています。
文化の集い:会員によるさまざまな文化活動の発表の場として実施し、交流や文化の向上を図るようにしています。
調査・研究事業:視覚障害に関する調査や研究を行い、視覚障碍者の生活の向上に向けた事業を実施しています。これまで厚生労働省や三菱財団の助成を受けて事業を実施しています。
7. 各部会活動
青年部・女性部・職業部(鍼・灸・マッサージ業を含む)・スポーツ部の各部会を設置し、それぞれの特性を生かし自主的な活動を行っています。
(1) 青年部
年齢が20歳からの男女が中心となる部会です。行事を通じて色々な人との出会いやふれあいによって多くの仲間の輪を広げ、文化・スポーツ・レクリエーションを目的とした、若さあふれる青年たちの集まりです。主な活動は、研修会・ボウリング大会・交流の集い等を行っております。また、部員増加にも積極的に取り組んでいます。
更に、若い人の就職や進路相談、各種の悩みの相談にも積極的に応じています。
(2) 女性部
同じ視覚障害のある女性として、日常の生活や社会生活上の困難について、話し合い・学び・解決しようと、みんなで活動しています。中途失明者の悩みを聴き、子育てのアドバイスをすることもあります。
主な活動としては、文化活動の発表会としての「女性の集い」や日帰り・1泊のバス旅行、日頃知りたいと思っていることや福祉制度などを覚える学習会等です。明るく、潤いのある生活を一緒に楽しみましょう。
(3) 職業部
職業部の主な目的は、視覚障害のある鍼・灸・マッサージ師の業権擁護と資質の向上、他職種の雇用の促進のために会員同志十分な意見交換を行い視覚障害者の生活権を守るために他団体と連携し活動を行っています。
主な活動としては、研修会・講習会を実施しています。
(4) スポーツ部
視覚障害者のスポーツ人口の増大、視覚障害があっても楽しめるスポーツの普及・振興、会員の体力作り・健康増進を目標に活動をすすめています。スポーツ事業やボウリングなどのレクリエーションを行なうと共に、競技スポーツの分野では、次の事業を行っています。
各競技における関東地区、全国大会への参加、協力を積極的に実施しています。
現在、県内には、主にグランドソフトボール・卓球(全盲、弱視)・フロアバレーボール・陸上競技・水泳などがあります。
今までの実績です。
◎グランドソフトボール全国大会準優勝3回、関東ブロック大会優勝6回で、選手を募集しています。
◎サウンドテーブルテニスは、若い人から高齢者まで、年齢に関係なく幅広くできるスポーツとして多くの人に親しまれています。
個人競技の部では全国大会優勝1回準優勝2回3位3回という実績を上げています。団体競技では関東大会準優勝をするなど、県内の大会も数多く行なわれ、ここでは会員・部員の健康増進や親睦の場となっています。
◎フロアバレーボールは、男女のチームがあり、全国大会優勝4回準優勝4回の成績を収め、そのほかの大会でも入賞をしています。また、県内にはいくつものクラブチームがあり活発に活動しています。
視覚障害があっても楽しく出来るスポーツは沢山ありますのでご連絡を!
入会方法
当会に正会員として入会できる方は、原則として、神奈川県内(横浜市・川崎市・相模原市を除く)の視覚障害者となります。
賛助会員の場合は上記の限りではありません。
各市町村に視覚障害者団体が組織されている場合は、地元団体を通じて入会となります。
地元に団体のない場合は、直接個人会員としての入会手続きも可能です。
お申込先につきましては、市町村の視覚障害者団体の事務局か、その団体長に、入会希望の手続きを行ってください。
(市町村団体一覧はこちらです。)
また、市町村の視覚障害者団体の事務局、団体長がおわかりにならない場合は、直接当協会の事務局へお問い合わせください。
なお、直接当協会へ個人的に入会なさる場合も、下記に示すところへお問い合わせください。
問い合わせ先
NPO法人神奈川県視覚障害者福祉協会
〒252-8540 神奈川県座間市入谷東 3−55−1 C−102号(神奈川ライトハウス内)
神奈川県視覚障害者情報センター内 神奈川ライトハウス
電話 046−205−6040
FAX 046−205−6971
e-mail : jimu@npo-kanagawa.org (@を半角にして下さい)
では、皆様からのお問い合わせと、当協会への入会をお待ちしております。